遠征地:東京都あきる野市 武蔵増戸 横沢入
最寄り駅:JR五日市線 武蔵増戸駅
参加者:原田、田崎、ひろくん、その他2名
横沢入について・・・
横沢入は東京にある里山である。バブル期にJRが買い取った土地が、バブル崩壊後、開発中断によって放置され、今は東京都の里山保全地区として管理されている。絶滅したとされていたヤマトセンブリが発見されたことでも注目された。近年はアライグマによる野性生物への被害が問題となっている。また、戦車遺跡でもあり、ところどころに戦車橋や防空壕など、戦前の面影を残している。
遠征地風景
(調査結果へ)
山に囲まれた草地(東京です!)
林間の田んぼ(都心から1時間30分!!)
林間のガレ場
ヤマネコノメソウ。種が出来ると猫の目のように見える。写真はまだ花。種はない。(花の咲き方がトウダイグサにそっくりです)
蘚類の一種。触るとパラパラと葉が落ちた。
すす病と思しい。
山林に生えていた植物。
山林に生えていた植物の花。茎の分岐点に咲いている。
マツモムシ。水生昆虫。後脚を利用してスイスイ泳ぐ。
マツモムシはカメムシの仲間。昆虫なので翅があり、ブンブン飛びます。
ミズムシ。マツモムシよりも小さい水生昆虫。マツモムシに似ていますが、顔がだいぶ違います。
ギンヤンマのヤゴと思しい。顎を伸ばしている様子。この顎でメダカなどを捕食する。
カワゲラの幼虫。小川の石をひっくり返すと、裏側に潜んでいたりします。
トビケラの幼虫、あるいはサナギ。
トビケラの幼虫は2年ほど成長すると小石を集めて写真のような家を作り、その中で蛹になる。
トビケラの家の入り口。なんという円形。自然の造形美です。
ニホンヒメフナムシと思しい。フナムシって海の生き物では?と思ったが、どうやら山にもいるようだ。
ワラジムシもフナムシの仲間。というか、フナムシがワラジムシ目。
テラウチウンカ。夏型は黒色。
ヤニサシガメの幼虫と思しい。発見時、ベトベトしていた。
ハムシの一種と思われる。開ききっていないガマの穂をほぐしてみると、中から数匹出て来た。
ハムシの一種の拡大。
ガロアムシの幼虫(小)。ガロアムシ目は昆虫の目の中で二番目に新しい目。
一番当たらしい目は、2002年に新たな目として加えられたカカトアルキ目。
ガロアムシの幼虫(大)。ガロアムシの成虫は黒っぽい。白いうちは幼虫らしい。
ガロアムシの幼虫(大)、顔アップ。この口で何を食べるのかも良く分かっていないとか。
カワニナ。ホタルの幼虫のえさになる。横沢入でも5~6月にはホタルが見られる。
水中にいるカワニナ。よくタニシに間違えられるが、タニシより細長い。
ニホンアカガエル。背中の側線がまっすぐで、後足の脇が緑色ではない。
ニホンアカガエル。オスの前足の指が一本太いのは、カエルの特徴。こうなっていることで、メスに抱きついたときに離れにくくなっている。
ヤマアカガエル。後足の脇が緑がかっている。
ニホンアカガエルとヤマアカガエルの比較。左がヤマアカガエル。右がニホンアカガエル。
アカガエルの卵。泥をかぶっているのは、産卵後、時間がたっているからと思しい。
アカガエルの卵。泥をかぶっていない。
アカガエルの卵。大量にありました。
サワガニ。
サワガニ。前から見た様子。
ホトケドジョウ。絶滅危惧種。
水中のホトケドジョウ水中に入ると4対8本のヒゲが分かりやすい。
関連リンク
植物保護研究部のブログ http://ameblo.jp/shokuho/entry-10811775275.html
西多摩自然フォーラム 東京の里山 横沢入通信(ブログ) http://green.ap.teacup.com/yokosawa/
戦車遺跡としての横沢入 http://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn015/yokozawa/yokozaw1.html
報告者:原田